お知らせ

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イベント「神々の語り」開催
2021年4月14日

いつもご利用ありがとうございます。
リネージュMサービスチームです。

2021年4月14日開始のゲームイベント「神々の語り」についてご案内申し上げます。

■第一話「創生」

宇宙がはじまったばかりの頃、何もない空間にひとつの黒い球体だけが存在していた。
それがどのようにして生み出されたのかを知る者はいないが、球体の中には「光のアインハザード」「闇のグランカイン」という2人の絶対神がいたという。

長い年月を経て球体が突然割れると、中から出てきた2人の絶対神は天と地、水と風を創造して新しい世界を形作った。

世界が誕生したのち、2人は5人の子供を産み、それぞれに世界を構成する力の一部を与えることで世界のバランスを保とうとした。
長女「シーレン」には水、長男「ファアグリオ」には火、次男「サイハ」には風、次女「マーブル」には地の力が与えられ、
残った末っ子「エヴァ」には与えられる力がなかったために「音楽と詩」が与えられた。

ここからアデン大陸は力強い脈動を始め、徐々に動物たちが繁栄し豊かな自然が築かれていくことになる。

そうして生まれた美しい景観を見たアインハザードは、ふとこの素晴らしい地に新たな創造物を作り生命を吹き込みたいと考えると、エヴァを除く4人の子供たちを集めた。
アインハザードが作った創造物に子供たちが順番に息を吹きかけることで、エルフやオークをはじめとした様々な種族が生み出されていった。

新たに生み出された生命を目にしたグランカインは自らも創造物に生命を吹きこもうとしたが、
あまり軽はずみに創造物を増やすべきではない、とアインハザードに止められてしまう。

自分の行動を阻止され心穏やかでなくなったグランカインは翌日、アインハザードの目を盗んで子供たちの息吹の欠片を集めると、それをまとめて創造物に吹き込んだ。
しかし、その結果誕生したのはあまりに弱々しく頼りない生命体だった。

このことを知ったアインハザードは怒り、すぐにグランカインを叱ったが、彼はそれを聞き入れないどころか創造物をそのまま放置し、傍観を決め込んだ。
アインハザードも生み出された生命体が他の種族よりも劣った立場として存在し続けなければならないことを気の毒に思いながらも
グランカインが自ら生み出した痕跡を消してしまったため、やむなくそれが世界で共存することを許さざるを得なかった。

後日、この生命体は「ヒューマン」と呼ばれることになる……。



アインハザードの心配をよそに、大陸が調和が取れた世界となり平和な時間が流れる中、天界では大きな問題が発生する。
グランカインが長女であるシーレンの肉体を望んで誘惑し、シーレンもそれを受け入れてしまったのだ。

この事実を知ったアインハザードはグランカインを殺すことを決心するが、お互いが絶対神であるために殺すことはできなかった。
しかし、そのせいでアインハザードの怒りの矛先はシーレンへ向くことになり、シーレンはアインハザードに見つからないようアデン大陸の外に身を隠した。
これにより命は助かったものの、シーレンは水の神としての力を剝奪されるとともに、天界から永久追放となってしまった。

すると、水の神を失った海はすぐに荒れ始め、湖も干からび始めた。
アインハザードは末っ子のエヴァに水の力を与えようとしたが、
物静かで小心者だったエヴァはシーレンの一件で心をひどく病んでいたため、母に内緒で海底奥深くに自分の王国を作り、そこに隠れてひっそりと暮らしていた。
だが、逃避もむなしくアインハザードに見つかり、半ば強制的に水の神としての力を与えられることになった。

後日、追放の地へ辿り着いたシーレンは竜の姿をした6人の子を産む。
当然、子供たちは自身の母親を追放した絶対神アインハザードと彼女が作ったアデン大陸に対して言葉では表せないほどの憎しみを抱くであろう……。



「ここまでが、私の知っている話です」
ケプリシャは大きくため息をつきながら水晶を袖の中に入れた。

桜の木の下で話を聞いていたパンドラとリズは複雑そうな表情を浮かべて首を傾げる。

「なんだか……話を聞く限りではアインハザードはものすごく恐ろしい人ですね」

リズが顎に手を当ててそう言うと、パンドラが興奮気味に反論する。
「いやいやリズ!私がアインハザードだったら大陸の外まで追ってでも殺してるよ!はじめから悪いのはグランカインじゃない?」

「パンドラさん、はじめからでいうなら、その悪い奴が私たちを作ったってことですよ?」

「え、その……それは……!あー、いっそ聞かなければよかった!知らないほうが気楽だったよ!」

「あはは……まぁ、あくまで伝承の話ですから、あまり気にしなくても……」

ケプリシャが苦笑いしながら二人をなだめ、話題を変えようと話を続けた。

「とにかく、そろそろ次元の亀裂が発生する時期ですね。あれ以来アルフォンス様も変わりなく過ごしてるみたいですし……
次元の亀裂の発生そのものを防ぐことはできないけれど、今回は何事もなく終わってくれれば……」

その時、頭上の枝から一人の男が飛び降り、3人の近くに着地した。
男は服を軽くはたきながらケプリシャを見つめて語る。

「突然失礼、水晶のお嬢さん。さっきしてた話の続きを聞きたいんだけど、他に何かない?」

ケプリシャとパンドラ、リズは驚いて目を見開いたまま何も話せなかった。
それは男の登場よりも、アデン大陸内では傲慢の塔高層すら自由に出入りできるほどの実力者3人が、男の気配を感知すらできなかったことのほうが大きかった。
パンドラは慌てた素振りを隠しながら質問する。

「うーん……頭が真っ赤なところを見ると……デポロジュー様と関係がある人かな……?」

「デポロジュー?知らないな。俺は誰とも関係はないし、一人で遊びに来たんだ。でも敵ではないから安心してくれ」

ハッと我に返ったケプリシャが慌てて水晶を取り出し、何かを確認する。

「所属確認不可、生命感知不可、エネルギーリンク確認不可、それに契約も不可……あなたは一体?」

「契約?んーそうだな、俺があげられるのは外見くらいかな。それならすぐに君の水晶に入れてあげるよ。
そんなことよりさっきの話の続きが聞きたいんだけど。ファアグリオのビハインドストーリーとかそういうのはないの?」

「え?ああ……世界にほとんど興味を示さない神として知られているくらいで、その他はあまり……」

「当たってるけど?」

「えっ?」

「いやいや、何でもない!また会おう!」

そう言うと、真っ赤な頭の男は目の前から姿を消した。
それはテレポートでもインビジビリティクロークでもなかった。言葉通り存在自体がはじめからなかったように消えたのだ。

パンドラ、リズ、ケプリシャはお互いの顔を見ながら呆然と立ち尽くしていたが、はじめに沈黙を破ったのはパンドラだった。

「ああ……イケメン……」

ケプリシャの平手打ちがパンドラの顔を襲ったのはこれが初めてではない……。



「へへっ、ちょっと遊ぶだけなら、母さんも何も言わないよな?」
自分の分身を人間の姿でアデン大陸に送り込んだファアグリオは、雲の上に座って腕組みをしたまま呟き、大陸を見下ろしていた。

■イベント期間

2021年4月14日(水)定期メンテナンス後~2021年4月21日(水)定期メンテナンス前

■概要

イベント期間中1日に10回まで、ショップから「契約のケプリシャの水晶」を10,000アデナで入手できます。
「契約のケプリシャの水晶」を使用すると、イベント限定の変身の巻物が入手できます。
変身の巻物を使用して、敵を焼き払うファアグリオの雄姿を確かめましょう!

■関連アイテム


■イベント限定変身

「契約のケプリシャの水晶」から入手できる変身の巻物を使うことで、イベント限定の変身を利用できます。

注意事項

※本情報は公開時の内容をもとに作成しております。